おとなが投資コミュニティに入ってわかったこと

お金・投資

目 次

1 2つのコミュニティに入ってみた
2 入ってみて分かったこと
3 入った結果 ~学べて良かったこと~
4 まとめ

1 2つのコミュニティに入ってみた
 サラリーマン生活を続けて、そろそろもう良いかなぁ~、と感じ始めたあたりで、今まで興味はあっても、やってこれなかった経験をしたり、知らない世界を知りたいなぁと思い立ち、高額の会費を払って2つのコミュニティに入ってみました。
 1つ目は、投資全般や起業が学べるコミュニティ(この後「A塾」と呼ぶことにします)。
 主宰するのはかつてメルマガ読者数日本一に輝き、SNSを活用したビジネス界では有名な40代の方。
 コースはオンライン、ゴールド、プラチナの3段階あり、それぞれ年会費が約40万円、60万円、120万円と高額ですが、私は真ん中のゴールドに昨年4月に入会してみました。
 集まっているのは、起業した個人事業主、士業の方が7~8割、残りが私のような、サラリーマンしかやってこなかったけど、これから起業したいと考えている人、といった感じです。
 例えば、廃墟不動産や格安戸建て不動産投資、輸出入販売、コンサル、スピリチュアル系セミナーをやっている人たちとかが集まっています。
 年におよそ6回のセミナーとそれに絡めた懇親会があり、半分は国内で、半分は海外で開催され、前後に任意参加の観光ツアーがあります。
 セミナーは無料、ツアーの方は渡航費や何やら全て自腹になりますから、福沢諭吉が結構な数、飛んでいきます。

 2つ目は、株式投資が学べるコミュニティ(「B塾)とします)。
 創業後歴史の浅い小型株を中心に具体的な銘柄選びを学びます。
 株式投資の著書を何冊も出している30代の実業家が主宰していて、ゴールドとプラチナの2種類、年会費は48万円、132万円で、これまた高額です。
 私は昨年から入会。メンバーは20~30代が最も多く、次は40~50代。
 今の仕事以外にプラスαの収入を得たい株初心者の方が目立ち、プラチナは投資経験のある仕業や経営者が多いようです。
 年に4回レギュラーの全体セミナーと懇親会があり(会費内)、それ以外にイベントやパーティ、国内外ツアー(それらは別途実費負担)があって、ほぼ毎月何かやっているという感じです。

2 入ってみて分かったこと
 A塾では講師は毎回、コミュニティのオーナーが2日間たっぷり務めます。
 テーマはジェイムス・スキナーとかのマインドセットに始まり、成功法則、時間管理、世界情勢の先読み、仮想通貨や投資、ファッション選び、コミュニケーションと恋愛、子育て・教育など多岐にわたりますが、なぜか具体的なノウハウは教えてくれません。また既存のメンバーでグループ集団がいくつか出来てしまっていて、私のような被雇用者の新参者は、こちらから声をかけても輪に入れないハードルを感じていました。
 セミナーの内容は著名な投資家が書籍やネット上で見聞きしたことのある話題で、正直、期待外れ。そのためかメンバーの参加率も1/3程度なのですが、しばらくしてふと気づきました。みんな仲間を求めてこの塾に集まっているんだと。
 個人で起業している方が中心なので、経営者としての悩みや孤独、ノウハウをシェアし教え合える仲間も少ない。ましてや一緒に海外旅行に出かけたり、バカ騒ぎしたり出来る友人もいない。アフターセミナーの懇親会やツアーでOFFの時間を共にする中で、交流を求めて集まっているんだなぁと。ビジネスも遊びも一緒にできる異業種交流会のような存在になっているんだと。

 一方、B塾の方は、著書で塾を知ったというメンバーが多いのですが、塾に惹かれていく理由は、主宰者の人柄と生き様に共感して集まっているということ。私も彼のような自由人的な生き方への強い憧れを抱きながら、彼の近くに居れば、良い波動をもらえるし、若い世代との交流も出来るし、とにかく自分を元気にしてくれる集まりです。
 A塾とは違い、メンバーも毎回、自分で探して研究した株の銘柄や、投資の経験を発表し合う場があるので、世代や仕事を超えて同じ目標に向かって協働していく一体感も得られます。
 さらに、ふだんの生活や周囲にはいない様々な職業や価値観を持っているメンバーから刺激を受け、ここでもまた懇親会や小旅行を通じて、帰属感というか居心地の良さを感じることができます。

3 入った結果 ~学べて良かったこと~
 世間の大多数の常識というか、いわゆる一流大学を出て、有名な一流企業に就職して出世することだけが理想の生き方であり、幸せな人生の王道だと、これまで洗脳されてきていた私にとっては、A塾はとても衝撃的でした。なぜなら、個人で桁違いに稼いでいる人たちが大勢集まっていて、自分で仕事や遊びの時間・場所をコントロールして、人生をさらに謳歌しようとしている人たちが集まっていたから。
 主宰者は、塾の中でしきりに、金儲けし、資産を増やすこと自体を人生のゴールとして生きていくことを戒めます。稼いだお金で、世界旅行、グルメ、ファッションなど自分が喜ぶ感動経験をとにかくたくさん積んで、自分が大切にしている人たちを幸せにするためにお金をしっかりと使おう、ということを教えてくれます。(ただA塾はまもなく退会するつもりです)
 
 また、これまでの私は、著名な大手の上場企業にしか株式投資をしたことがありませんでした。
 ところがB塾に入ったことで、誕生して日の浅い超小型株の選び方、特に将来性をどのように見極めるかを学ぶことができました。具体的には、時価総額、株主構成、同業他社との比較、実際にその会社の商品やサービスを使ってみての肌感覚などを指標にするというものです。
 さらに株式投資への理解に留まらず、会員制ビジネス自体を実際に運営していくためのスタイルの一つを具体的に知ることができたのもまた大きな収穫でした。
  
4 まとめ
 コミュニティに入る意味・目的って何だろうと考えたときに、大きく2つあるのかなぁと。
 一つは、自分が得たい知識や能力を先人たちの失敗と成功から学べること、それを達成するための手段、技術的なノウハウを会得できること。これまでの自分の常識が覆され、マインドリセットができること。
 もう一つ、それ以上に求心力があるのは、主催者の魅力・人柄に惹かれて高い次元に自分を引き上げてくれるから。さらに、そこに集う仲間たちとの交流を通して、誰かと、社会とつながっているっていう帰属感を得られること。職場でも家庭でもない、自分の居場所を見つけて、幸福に浸れるサードプレイスを作れること、そういうことなのかなと感じました。

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