ワインとの出会い

素敵なワイン

私自身が体験したワインにまつわる「よもやま話」を酒のツマミに楽しんでいただければ嬉しいです。

ワインにハマった訳

ワインを意識して飲み始めたきっかけは、30代の頃。パリ行きを命じられた時のこと。

もともと西洋絵画や古い建物を観るのが好きだったんですが、海外の美術館や博物館が膨大なコレクションを抱え、保存し、展示しているって、いったいどんなふうに運営されて成り立っているんだろうと、興味を持ち始めていた頃でした。

そんなある日突然、上役から「欧米でミュージアムやギャラリーの舞台裏を学んでこい」と言われ、ひとり慌ただしく、まずはパリへと旅立ちました。

パリ市が所有する10いくつものミュージアムやギャラリーをめぐり、現地のスタッフたちと四方山話をしながら、目からウロコの日々を送る中、ある時お世話になった現地在住の日本人たちから、昼食に誘われたのでした。

「貴方はワインの中で何が一番好きか」と訊かれ、思わず、ボジョレー・ヌーボーです!と答えると、皆から大笑いされ、その訳が分からず、恥ずかしい気持ちになったのを今でも忘れられません。

折しも、ちょうど11月下旬だったので、思わず、ヌーヴォーと答えたのですが、実際、飲み口の軽い、爽やかで軽快な味わいが当時の私の好みでした。

もっと美味しい手頃なワインがあるなら教えてください、とお願いし、それから夕方、陽が落ちるまでフランスのワイン談義が続き、ひたすら飲み、酔いつぶれながら、数種類のボトルを開けたのでした。
でも、この人たちみんな、仕事しなくて大丈夫なのかなぁと思いながら。。。
(ヌーボーの日、びっくりの光景につづく)

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